2020.06.20
名古屋市のお客様より琉球談を買取いたしました
6月となりまして雨の日がおおくなっております。
小林一茶の句である「入梅や蟹かけ歩く大座敷」のように雨の日に室内で作業をする
事も多くなってきました。またここ最近は業務のためにしばらくはこちらの文章を書けず
にいましたが、またコツコツと更新をしていきたいと思います。
こちらは以前に名古屋市のお客様から買取をいたしました和本であります。
今回のお客様の家にお伺いをさせていただいた時は、亡くなられたご親族の遺品整理
をしていた時に電話をくださったとの事でした。
このように古い和本や古典籍などはお客様自身がご整理する場合もありますが、
ご親族や先祖より伝わったものなどである場合も多いですのでそのような商品が
おうちに残されている場合はぜひご連絡をお願いしております。
琉球談
こちらは琉球談 ( りゅうきゅうばなし )という名前の和本です。
題箋は無く綴じ糸も当時のものではありませんが中身はしっかりとしている良品です。
また刊記にはには作者は森嶋中良で時代は寛政時代となっていますので江戸後期の本と
なっております。
和本などは古い本となりますのでヤケ・シミなどの状態の劣化は当然のものとして
当店では思っていますが虫食いやヤブレなどがある本も商品の状態などをしっかりと
加味して査定をいたします。
琉球談は江戸時代に琉球の文物を記した本として親しまれていました。
写真のように当時の風俗なども絵入りで紹介されていますのではるか彼方にあった
他国てある琉球の姿を江戸などに伝える資料としても視覚で理解できるように
してあります。
船や道具などさまざまなものが絵入りで紹介されていますが江戸時代も後期に入りますと
文化が爛熟しいろんなものが生まれてきます。庶民などの生活が安定している時は
様々なものに興味があったのでしょう、この書籍は何回も発行されていますが庶民たちにも
異国である琉球にも思いを馳せていた事が伺えます。
今回の買取のように良品をお持ちのお客様はたとえお手持ちの和本や古書が少数でも、
ぜひご連絡をお願いしております。
たとえ虫食いがあったり状態が悪い商品でもお値段を付けられる本は多くあります。
これらの書籍は貴重な文化遺産として後世に残し次のお客様に繋げるお手伝いをしたいと思います。
江戸や明治期の和本以外にもそれ以前の本や昭和以降の和装本なども専門的な知識と
長年に培った豊富な経験を持った店主が必ずお客様のご自宅まで直接出向きプロの査定を
させていただきます。
またお客様が商品としての価値がわからない物に対しましても誠意に対応をさせていただきます。
和本、唐本・中国本のほかにも、写本、古文書、書簡、古地図、絵、巻物、資料など他の品物も
取り扱っておりますので是非とも当店をご指名をお願いします。
和本・古書の買取は衣書店までよろしくお願いします。
宅配の買取について
出張での買取以外にも当店では宅配買取も積極的に行っています。
北海道から沖縄まで日本全国より随時受付を受け付けています。
まずは買取フォームかお電話にてご連絡をいたしてください、
こちらよりその後のお知らせをいたしますのでご連絡をお願いします。
持ち込み買取について
店舗に直接商品を持ち込んでの買取も行っております。
出張買取や倉庫業務などで留守の場合がありますので先にご連絡をお願いいたします。
またお持ち込みの商品をある程度お伝えしていただければ査定がスムーズに進みます。
出張買取は愛知県全域に対応しております
当店は全国古書籍商組合連合会の加盟店です。
名古屋市の買取につきましては
天白区・緑区・名東区・守山区・南区・中村区・昭和区・千種区・東区・
・瑞穂区・中区・熱田区・中川区・港区・西区・北区など全区にて買取をいたしております。
また愛知県全域や三重県・岐阜県・静岡県西部など東海地方全域において出張買取を
いたしておりますので、ご蔵書の整理や故人の残された商品の遺品整理、片付けなどの
ご連絡もお待ちしております。