買取実績

和本買取

2024.04.03

愛知県のお客様より絵入源氏物語を買取いたしました

4月に入りまして気温も随分と暖かくなったと感じます。

例年では桜がすでに咲いている状況ですが今年は桜の花が咲くのが遅れています。

遅い開花は3月の気象の影響だと感じますがここ数年は異常気象が続いていると思います。

桜の花が咲いた時の花見の風習は平安時代より始まったとされ、

この時代の貴族が桜を見ながら歌を詠んだり蹴鞠などをしたのが起源と言われてます。

またその花見が庶民に広がったのは江戸時代とされているらしいです。

庶民である私もそんな桜の花見を心待ちにしつつ日々の業務に勤しんでいます。

衣書店は9時より買取の電話を受け付けています。

 

今回に紹介する和本はこちらになります。

こちらをお持ちであったお客様も古いお家を整理する際に出てきた、

多数の和本や古書を査定に来てほしいとの事でご連絡を頂いた次第でした。

当店ではお客様が商品を整理されている状態での買取も歓迎していますが、

ご自身で判断の付かない商品などは未整理状態の場合でも大丈夫です。

これはと思ったり気になった商品がありましたら是非ともご連絡をお願いします。

 

絵入源氏物語・大本・承応三年

こちらは絵入源氏物語の大本・承応版とよばれている本です。

基本的な事になって申し訳ありませんが源氏物語とは平安時代に紫式部によって書かれました。

源氏物語はこの時に紫式部によって書かれた書は現在では伝わっておらず、

その内容は写本という形で鎌倉時代の藤原定家が写した写本などを含め

現在では定かではありませんが様々な方のによって写され伝えられてきました。

 

江戸の初期は嵯峨本など古活字版とよばれる摺りの源氏物語もありましたが、

現在にも広く普及している版木で刊行された和本の絵入源氏物語がこちらとなります。

 

絵入り源氏物語は慶安版と今回の大本の承応版・横本の万治版やその後の小本などがありますが、

上の画像のを見て頂ければ解りますように今回の和本は承応の刊記がある承応版となっております。

 

本の数も桐壺から始まり夢の浮橋で終わる54帖が全揃いです。

解説こそ1冊足りませんでしたがこのように素晴らしい本はしっかりと査定をさせて頂きました。

 

奈良時代の万葉仮名から始まり平安時代に紀貫之による土佐日記・清少納言の枕草子

そして紫式部の源氏物語と歴史や文化は受け継がれてゆきます。

 

 

国文学の最高峰の一つである源氏物語。平安時代から綿々と受け継がれる作品を

絵入の形で広く世に普及させた本作は現在でも貴重な作品として存在しております。

 

 

今回は素晴らしい和本をありがとうございました。

この様な商品は必要とされている方へ必ずお届けいたします。

 

 

絵入本・古典文学関係の和本の買取は当店にお任せください。

商品の査定につきましては店主である私が必ずお伺いいたします。

和本の種類につきましても写本や古活字本・版本など時代や特徴・状態に合わせて適切に査定をさせて頂きます。

どんなに古い本や商品でもお任せください。

何十万・何百万と商品を見てきた全国古書籍商組合加盟店の店主である私が査定します。

和本・唐本・古文書などの古い商品の買取は衣書店までよろしくお願いします。

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